ダイヤ買取の大きな魅力
彼のこの姿勢は、Bを設立する前に、数年、貿易コンサルタントをしていた経験が大きい。
そのとき学んだことは、自分の勘だけに頼ると、大きな失敗をするということだった。
だから、いまも彼は、顧客やスタッフ、ブレーンの話をよく聞き、市場調査も欠かさないのである。
「C」を開始してからも、市場調査をしていた。
あるとき、海外通販の関連雑誌のなかで、カタログが届くのが遅いということを目にした。
S氏はこの問題をクリアしたら、消費者に喜ばれると思い、実情を知るためにアメリカの通販会社に聞き取り調査をしたのである。
その結果、1ヶ月ぐらいかかるのも珍しくはないということがわかった。
そして、バーゲンアメリカで各社のカタログをストックして、顧客に配送することにしたのだ。
有料でも早くカタログが見たいという顧客のために、「C」を拡張して、一度に複数のカタログ請求をできるようにし、顧客データベースからアドレスラベルと伝票を印刷できるようにしたのである。
このプログラムの開発には時間はかからなかったが、クレジットカード決済の準備を整えるのに想像以上の時間を要した。
96年上半期のことである。
余談になるが、S氏は日本ではクレジットカードの加盟店手数料が高いことが、ECが伸びない障害のひとつだとあげている。
とくにバーチャルショップなどで購入する場合、店頭で購入する場合の手数料よりも高いのである。
次にBが行ったことは、商品を販売することだ。
内外価格差が大きい商品、日本未入荷のものなどに注目し、「F」、養毛剤・ビタミン剤などの「D」、アメリカの流行モノを中心に扱う「A」の3つをメインの柱としている。
仕入担当スタッフが探してきた卸業者と提携して商品を仕入れ、価格は送料込みで、日本で購入するよりも安く設定した。
Bはドル価格だが、円安になっても、さほど影響を受けないのは、日本価格をマメに調査しているからだろう。
なお、米国ではインターネッ卜はもちろん、カタログによる通販では、店頭価格よりも安いのが当たり前である。
商品を触って確かめる」とができない通販では価格がインセンテイブになる。
在庫状況も一目でわかるようにして、消費者の支持を集めている。
「在庫状況がわかること」は、オンラインショッピングでは重要なファクターなのだ。
もちろん、この取扱商品についても、顧客からのリスエストがあれば積極的に取り入れている。
Bを語るうえで欠かせないのが、「電子メールマガジン」を使ったセールス・プロモーションのうまさである。
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